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卅の製造工程

材料の選定

当包丁は、VG10(V金10号)という鋼材を使って作られたステンレス包丁となっています。主成分は鉄で、靭性・加工性・鍛造性に優れた素材を厳しい基準によって選ばれ、耐腐食性が強く錆びにくい性質を持っています。VG10は上記の特徴を持っている原料に加え、様々な合金元素を添加して作られています。

焼き入れ

ステンレス鋼を950℃以上に熱し、包丁に必要な硬度を上げます。熱によって内部組成が変化し、熱した鋼を冷却することで、粘りが増し包丁に適した硬さが得られます。

焼き戻し

焼き戻しは、焼き入れを行った後に行う熱処理になります。焼き戻し直後の鋼は硬度はあるものの脆いため、靭性(物質の粘り強さ)を得るために行う処理です。焼き戻しには、低温と高温で行うものの二種類があり、それぞれ粘り・硬さのどちらを重視するかでどの方法をとるか変わります。欒はステンレス鋼を使い、買ってくれたお客様に長く使っていただくため、約200℃の低温焼き戻しを行い耐摩耗性と靭性をさらに強くします。

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